【危険】いくつ知ってる?堤防で釣れる危険な魚11選

気軽に楽しめる堤防釣りですが、ときには毒を持った魚が釣れることもあります。背びれや尾びれに毒針をもっている刺毒魚、内臓や消化器官に毒を持っている中毒魚、皮膚から毒の粘液を出す魚など様々です。刺毒魚は死後も針に毒が残っているため扱いには注意が必要です。今回は堤防釣りで釣れる魚をご紹介していきます。

1. アイゴ

アイゴはスズキ目 アイゴ科に分類される魚で青森~九州、沖縄や小笠原諸島など広い範囲に分布している。浅い岩礁地やサンゴ礁、藻場に生息しており、堤防釣りでもよく釣れる。背ビレ・腹ビレ・尻ビレに透明で長い毒針をもっており、死後も毒は残っているので注意

危険度
魚の特徴 体色は茶褐色で白い斑点がある
毒の場所 背ビレ・腹ビレ・尻ビレ
種類 刺毒
毒素 たんぱく質
症状 焼けるような激しい痛み・腫れ・痺れが2日~数日に渡って続く
応急処置 毒を押し出すように傷口を水で綺麗に洗い流す。40~50度くらいの熱いお湯で30〜90分ほど患部を温める。タンパク質でできている毒は熱によって毒素の組織を分解し症状を和らげることができる




2. ゴンズイ

ゴンズイはナマズ目 ゴンズイ科に分類される魚で関東~九州、沖縄にかけて分布している。沿岸の岩礁地や砂地に生息しており、堤防釣りで昼夜関係なく釣れる。群れで生息しているため1匹釣れると続けて複数匹釣れることもある。胸ビレ・背ビレに毒針をもっている。死んだあともでも毒は残っているので注意

危険度
魚の特徴 ナマズのような見た目で茶褐色の身体に黄色の線が顔から尾びれにかけて伸びている
毒の場所 胸ビレ・背ビレ
種類 刺毒
毒素 たんぱく質
症状 激しい痛み・腫れ・痺れが1日~数日に渡って続く
応急処置 毒を押し出すように傷口を水で綺麗に洗い流す。40~50度くらいの熱いお湯で30〜90分ほど患部を温める。タンパク質でできている毒は熱によって毒素の組織を分解し症状を和らげることができる




3. ソウシハギ

ソウシハギはフグ目 カワハギ科に分類される魚で青森~九州、沖縄にかけて分布している。浅い岩礁地やサンゴ礁に生息しており、堤防釣りでも釣れてしまうことがある。消化管や肝臓にパリトキシンという毒をもっており、カワハギに似ていることから2018年に三重県のスーパーで間違えて売られていた事件が起こった

危険度
魚の特徴 体色は黄色や茶色。黒色斑と淡青色の波状紋があり大きな尾びれを持っている
毒の場所 内臓(肝臓や消化管)
種類 中毒
毒素 パリトキシン
症状 筋肉痛・尿の変色・麻痺や痙攣・呼吸困難・ショック症状・最悪の場合死に至る
応急処置 解毒剤は確立されていない。
嘔吐排泄させ、人工呼吸による呼吸確保




4. カサゴ

カサゴはカサゴ目 フサカサゴ科に分類される魚で北海道以南~九州にかけて分布している。岩礁地帯、砂地、テトラポッドなどに生息しており、穴釣りでよく釣れる。胸ビレ・背ビレ・顔まわりに毒針をもっているが普通のカサゴはそれほど強い毒ではない

危険度
魚の特徴 体色は濃い赤色や黒っぽいもの。口が大きくヒレに棘がある
毒の場所 胸ビレ・背ビレ
種類 刺毒
毒素 たんぱく質
症状 痛み・腫れ・痺れが1日~数日に渡って続く
応急処置 毒を押し出すように傷口を水で綺麗に洗い流す。40~50度くらいの熱いお湯で30〜90分ほど患部を温める。タンパク質でできている毒は熱によって毒素の組織を分解し症状を和らげることができる




5. ミノカサゴ

カサゴ目 フサカサゴ科に分類される魚で北海道南部から九州、沖縄にかけて分布している。水深10m~50mの岩礁地、砂地に生息しており、穴釣りや夜釣りで釣れることがある。腹ビレ・背ビレ・尻ビレに毒針をもっている。特に背ビレの毒針は細く長いので注意

危険度
魚の特徴 体色は濃い赤色や黒っぽいもの。口が大きくヒレに棘がある
毒の場所 腹ビレ・背ビレ・尻ビレ
種類 刺毒
毒素 たんぱく質
症状 痛み・腫れ・嘔吐・呼吸困難
応急処置 毒を押し出すように傷口を水で綺麗に洗い流す。40~50度くらいの熱いお湯で30〜90分ほど患部を温める。タンパク質でできている毒は熱によって毒素の組織を分解し症状を和らげることができる




6. ハオコゼ

カサゴ亜目 ハオコゼ科に分類される魚で関東から九州にかけて分布している。浅い岩礁地、藻場に生息しており、サビキ釣りや穴釣りで釣れることがある。腹ビレ・背ビレ・尻ビレに毒針をもっている。特に背ビレの毒針は長く鋭いので注意

危険度
魚の特徴 体色は濃い赤色や黒っぽいもの。背びれの棘が頭部まで伸びてる
毒の場所 腹ビレ・背ビレ・尻ビレ
種類 刺毒
毒素 たんぱく質
症状 痛み・腫れ・嘔吐・腹痛
応急処置 毒を押し出すように傷口を水で綺麗に洗い流す。40~50度くらいの熱いお湯で30〜90分ほど患部を温める。タンパク質でできている毒は熱によって毒素の組織を分解し症状を和らげることができる

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